秋の健康診断キャンペーンのお知らせ (10月スタート)
10月から始まる『秋の健康診断』キャンペーンについてのお知らせです。
10月~12月末までの間、秋の健康診断キャンペーンが始まります。
健康診断の内容は【身体一般検査】【血液検査(血球検査・血液生化学検査)】【糞便・尿検査】がセットになっています。
健康診断の検査コースは2つ用意しており、年齢や健康状態によってご相談させていただいています。(血液検査は予約不要です)
また、上記検査に【レントゲン検査・超音波検査】など、胸やお腹の画像検査を含めた検査コースもご用意しております。
画像検査をご希望の場合、ご希望の画像検査の種類(胸部~腹部のレントゲン・超音波検査)によって、ある程度のお時間をいただく為、事前に予約が必要となるものがあります。
画像検査は予約状況によってお受けできない日もある為、まずは直接か、もしくはお電話での確認をお願いします。
(血液検査だけなら予約は不要です。また、空き状況によっては事前に予約が必要な検査も当日受付も可能です。)
【主な健診内容】
『身体一般検査』:聴診・触診・視診などを駆使し、体重や心臓の音の変化を感じ取ったり、身体に痛がるところが無いかのチェックを行います。
『血液検査(血球・血液生化学検査)』:見た目では変化を感じ取りにくい、貧血・脱水の有無や腎臓・肝臓など内臓の働き、ホルモンバランスの異常を見つけ出します。
『糞便・尿検査』:消化の具合やお腹の寄生虫が入り込んでいないか、尿の濃さや成分に問題無いかなどを検査し、消化機能や尿の生成に関わる腎臓の働き具合を診ます。
『画像検査』:画像検査でないと見つけ出すのが難しい、体内の変化(内臓の大きさ・心臓の動き・骨格の異常・腫瘤など)の検出に向いています。
健康診断を行うことは、上手くものを伝えれないどうぶつ達の健康状態を可視化させ、今の生活はその子に合ったものなのか、何か些細な変化が起きていないかを見逃さない為に、とても重要なものとなります。
ワンちゃん・ネコちゃん達にとっての1年間は、人間のおおよそ4年間に相当すると言われており、たった半年でも体内で大きな変化がでてくる事も多い為、1年の間に1~2回は健康診断を行う事をお勧めいたします。
※参考までに、ワンちゃん・ネコちゃんの年齢換算表をつけさせていただきます
※TeamHOPE(ペットの健康診断を推進する獣医師団体)ホームページより抜粋
もしご自宅のワンちゃん・ネコちゃんが健康診断を受けた方がいいのか、どの検査を行えば良いのかなど、迷われている方はお気兼ねなくご相談ください。
参考までに、僕たちがよく遭遇するどうぶつ達の変化の一例を挙げさせていただきます。
○最近、口臭がひどくなってきた。
○息切れが目立ってきたり、疲れやすいのかすぐにへたり込むようになった。
○以前にも増してお水をよく飲みオシッコの量が多くなったり、ご飯・オヤツの要求が多くなってきた。
○しっかり食べているのに痩せてきた、もしくは食欲や運動量はそう変わりないのに太りやすくなった。
上記の変化の原因には、腎臓病や心臓病、糖尿病、ホルモンバランスの異常(副腎皮質ホルモン・甲状腺ホルモンなど)が当てはまる事があります。
《高齢になってきたからあまり動かなくなったのかな》《高齢でもすごくよく食べるし活動的だから問題無いか》と思っていたら実は内臓・ホルモンバランスが乱れる病気だった、という事はよくある為、もしご心配でしたらいつでもご来院ください。
最後に、健康診断に関して押さえておきたいポイントを以下に記載させていただきました。ご面倒かとは思いますが、一読いただけると幸いです。
※健康診断は、出来ればお腹を空かせた状態で検査を受けて頂けると、より正確な結果を得られやすくなります。
一般的に『12時間ほどの絶食』が理想とされていますので、検査当日は朝ご飯をグッと堪えて頂けると幸いです。
(お水は検査直前でも飲んでも問題ありませんが、動物用のミルクなどは影響が出る可能性があります。)
※外部検査機関に血液を送る必要がある為、12月末(年末)は検査機関の営業日によって、早くにキャンペ-ンが終わる可能性があります。
※外部検査機関から検査結果が返ってくるのに『1週間~10日』ほどお時間が掛かる為、ワンちゃん・ネコちゃんの状態があまりよくない場合には院内での血液検査判定への切り替えをご提案することがあります。
※糞便・尿は健診当日の持参が難しければ、秋の健康診断キャンペーン期間中(10~12月)なら、後日にそれだけお持ち頂いての検査も対応しております。
※糞便・尿の検査は『当日』排泄されたものが理想ですが、『排泄後1日以内』の検体(尿ならば冷蔵保存した上で)でも検査可能です。
(時間経過で検体の性状に変化が生じる為、それ以上に時間が経ってしまうと検査が難しくなります)
※糞便は、少量で構いませんのでティッシュ・ペットシーツなどに包んでお持ちいただいて大丈夫です。
※尿は猫砂・ペットシーツに染み込んだものでは検査が難しくなるため、採取用のキットもご用意させていただきます。ご要望の際にはお申し付けください。
以上となります。
ご不明な点などありましたら何でもご相談ください。